2006年07月31日
結果の監査からプロセスの監査へ
第24回:結果の監査からプロセスの監査へ

会計監査は、ひとことで言えば結果の確認です。企業が決算で財務諸表を作る過程の会計記録は、公認会計士・監査法人にチェックされるのですが、このチェックは、あくまでも結果の抜き取り検査です。もちろん、会計処理の過程、つまり財務諸表という結果を生み出すプロセスが適切であることが前提ではありました。しかし、そのプロセスを監査するということはありませんでした。
結果の監査は、製造業で工場の検査係が、出来上がった製品の寸法を抜き取り検査してロット全体の合否を判定するのと似ています。従来の一般的な品質管理手法です。

これに対して、SOX法が求めているのは、業務プロセスの監査です。一連の業務プロセスが適切であるということを確認できれば、結果として生み出される財務諸表も適切であると判断しようとしているのです。

工場の品質管理が、従来の手法からISO9000に変わってきたのと似ています。

 
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